今年の10曲(アイドル編)2016

では今年のBest album15枚に引き続き、2つ目の今年の10曲(アイドル編)に行きたいと思います。
まず大前提として、1グループ/アーティストから1曲というのを決めてます。あと今年はアルバム15枚もやったので、そこに含まれている曲は選ばないようにしています。
ちなみに2015年版はこちら。

NCT U - 일곱 번째 감각(The 7th Sense)
NCTはUから始まったと1つ前の記事で書きましたが、NCTはまずこの曲から始まりました。最初は40何人いて、韓国と中国と日本に拠点を置いて、自由自在にユニットを変えられて…みたいな情報が出回り、ついにSMもAKBみたいに大所帯グループ出すのか…などと噂されましたが、蓋を開けたらこれ。アイドルグループのデビュー曲がこれなの、マジで狂ってるでしょ……こんな音数少なくて、シンプルなベースと打ち込みのドラムだけ…サビも全然キャッチーじゃないし、SMなのに超ラップしてるし…しかもラップ上手い…こういう音楽に慣れてる人間を惹きつけるのにはピッタリだと思うんですが、普段のK-popに慣れてる方からするとちょっととっつきにくいのでは…。TLでも本当に文字通り賛否両論という感じでしたが、話題性を作るという意味では成功だったのではないかと思います。もちろんPerformanceバージョンもあって、振り付けは日本のダンスチームs**t kingzがやっています。 メンバーは韓国人の子たちを中心にタイ人、韓国系カナダ人から構成されていて、デビュー後に配信されたNCT LIFEというバラエティ番組もまず初めにタイに行くシリーズから始まります。その後NCT127も公開され、日本人、中国人の子たちがメンバーとして発表されました。個人的に日本語と中国語で早口言葉をやってみる配信回のやつがみんなドヤ顔で出来た!って言っててとても好きです。

1月5日には今までの7人に2人を加えたNCT 127がカムバするのですが、今出ているティーザーの情報の時点で期待しかないので、2017年もドンドンアイドルの固定観念を壊して行って欲しいです。

빅스(VIXX) - 다이너마이트(Dynamite)
VIXX、今年はギリシャ神話3部作を出して、最後にそれをまとめるスペシャルパッケージまで出しましたね。VIXXってこれの一つ前の2015年に出た사슬(Chained Up)までは何だかどうも、ちょっとイマイチ曲がピンと来なくて…。Chained upでお!ってなって、アルバム収録曲も良くて、VIXXで聴けるような曲が出来て嬉しいなーと思っていたら突如このティーザーが…。絶対ディスコだ…絶対最高だ…しかし凹んでる所にマネキンがいっぱい立ってる感じがめっちゃ兵馬俑っぽい!!!!と感じたのを鮮明に覚えていますw 作曲とアレンジをSHINeeのChocolateにも名前があるSimon Janlöv、あとSMの作曲システムと同じように連名でAndrew Choi, MELODESIGNの名前があります。ダンスバージョンとかも出してるんですが、この神たちのコスプレして踊るビデオが超好きです。 あとは3部作の中でもう1曲だけ紹介するとすればKratosに入っているDesperate。タイトル曲のThe closerもShooting starも超良い曲なんだけど、Desperateはとにかく変な曲なんですよ。中国4000年の歴史…つって山々を上から撮ってる風景が見えるようなイントロで始まり、<약속해 no danger  danger…>みたいな掛け合いがあって、サビに向かって段々とビートが増えBPMが倍になりサビでBPM110ぐらいになって、またBメロでBPMが落ちる…サビで上がる…を繰り返すという目まぐるしい曲です。なんというかChained upまでのVIXXはこの曲のロックっぽい部分とちょっとダサい部分(主にBPMと音作り)が多い印象だったんですが、この曲はそこが上手くバランスが取れていて、絶妙に大丈夫なラインにいると私は感じます。

레이디스 코드 (LADIES’ CODE) - Galaxy
メンバーの死から初のカムバック。このあとに出たSTRANG3Rもとても良かったのですが、やはり5人から3人になって、グループのコンセプトをどういうふうに舵を切っていくかというのはとても重要で目が離せない所ではあったのですが、こういうようなコンセプトでカムバしたのは大正解だったんじゃないかと思います。
韓国って外から見る私には結構情熱的な国に見えて、ちょっと表現が極端かもしれませんが何か気に入らないことがあったら癇癪を起こすように怒るし、悲しいことがあったらえんえん泣き喚くし…結構何を表現するにもはっきりしてるイメージがあります。でもこのGalaxyはそうやってストレートに感情を表さず、情緒を感じさせる作りになってるんじゃないかと思います。
記者会見で「宇宙の中で道に迷った星を象徴化し、愛の中で道に迷った心を宇宙の真ん中にいる寂しさに喩えた楽曲。ミュージックビデオは「3」という一つの共通したテーマを持つオブジェで構成されている」という説明があり、確かにMVの中でも3を連想させるようなカットがたくさん出てくるのですが、ところどころダンサーを入れて5人のフォーメーションで踊って今までいた2人を連想させてみたりします。トラックも所々にシャララ~やポヨンって音が入ったり、色々なベース音を入れて奥行きを出したりして、曲名通り宇宙を連想させるような音作りをしていたり。確かこの曲が出た当時、宇宙少女がMoMoMoでデビューして活動がちょうどかぶっていた記憶があるんですが、グループ名に宇宙とかかげてるこっちよりレディコのこの曲のがよっぽど宇宙っぽい、と友人と騒いだのを覚えています。 本作は治癒(치유)3部作の第一弾とのことで、まだあと1つ、第三弾目が残っているのが2017年とても楽しみです。 フォローさせて頂いているmori-levaさんのインタビュー記事翻訳がとても興味深いので興味ある方はどうぞ。3つあります。
[記事訳]おかえり、Ladies’ Code① “Galaxy”に込めた本当の音楽の話
あとは5人の時からそうだったのですが、アルバムの紹介動画を韓国語、英語、日本語、スペイン語で上げています。無理矢理ではなく本来の彼女たちのスキルを活かそうという試みなのがとても良いです。元々日本語の喋れたリセがいなくなってしまった後もこうやって日本語でも準備してくれるのは嬉しいです。

세븐틴 (SEVENTEEN) - 이놈의 인기(Still Lonely)
数少ない私が韓国も日本もどちらもファンクラブに入っているSeventeen。2015年デビューなので今年は2年目でしたが、アジアツアーと題して2ヶ月ちょっとは色々な国を飛び回っていたんじゃないかと思います。私は7月末のソウルでのコンサート2日間、大阪と東京のコンサートと全部で4公演観に行きました。同じコンサートをこんなに観に行ったのって多分初めてだと思います…。
今年出したアルバムはリパッケージも含めると3枚。7月のコンサートでやった曲が音源化されたり(コンサート中の記憶が全然ないタイプなのでアルバムが出た時も全然ピンとこなかったけど)、デビュー前の企画番組で披露した曲がついに音源化されたり、今まで出てた曲がRemixされたものなどが収録されています。
2016年1枚目のアルバムLove&Letterが出る前日夜にお披露目ショーケースみたいなものが中継されたんですが、そこで初めてパフォーマンスを見たこの曲が本当になんか懐かしいというか、完全に自分の好みドンピシャだったんですよね。ジャンルの名前がちょっとこれ、と言い当てられないんですが、アーバンディスコとかで良いのかなー。少し前にこれから出る曲を説明する表現として"アーバンR&B"という表記を見てなんだそれ…となったのですが、"アーバン"という単語に関して言えばなんか夜の首都高とかを飛ばしながら聴きたい…みたいなイメージ…全然うまく説明出来てない…。何か良い記事ないかなーと探したら良さそうなのがあったので貼っておきます。
【ソウル/クラブを極める】第1回:ダフト・パンクに続け!モダン・ディスコ・ブギーを極める!
個人的には2016年最後の3枚目として出たGoing seventeen収録の붐붐(Boom Boom)もとっても好きです。2015年の今年の10曲の時にも1つの曲に対して色々なビデオを出していて動画がたくさんある、という話をしましたが、この曲もたくさんあります。特にクリスマス企画で出したこれが等身大の彼らって感じでとても好きです。もしMVまだ見てないからは是非そちら見てから見て下さい。2月に神戸と横浜にコンサートしに来るのでご興味を持った方は是非!

지코(Zico) - 너는 나 나는 너(I Am You, You Are Me)
2015,16年とZicoの年でしたねぇ。2016年Zico名義で出ている曲はこれを含め3曲…?それしかなかったっけ…?って感じですがBlock B自体の活動だったり、ソロでのテレビ・CM出演が相当増えたりもしましたからね。
ティーザーが出た時はこんな遅いメロウなトラックでジコちゃん一体どんなラップするの!?と思いましたが、めっちゃ歌うんですよね…。2バース目からラップが入ってきますが、相変わらずラップが上手いなぁと感心します。この曲でソロで出来ることの幅が相当広がったと思います。
4月に幕張メッセでKconに出ていたBlock Bを見たんですが、出演者の中ではそれなりに中堅という立ち位置、更には会場の規模が大きいのもあって遠い存在になってしまったなぁ(元々別に近くない)と感じました。9月にMonsterというイベントでZicoソロも見たんですが、会場がYes24 Live hallというそこまでキャパの大きくないライブハウスだったので、Kconとのギャップがすごくて、でもやっぱりアイドルで…韓国でアイドル以外のコンサートに行ったのが初めてだったのでとても興味深かったです。やっぱアイドルのコンサートより若干年齢層が上だった。Monsterに行った際の韓国での滞在中、テレビCMでこれが流れてきて、完全にHiphopドリーム叶えてんな…とめちゃくちゃ笑ってしまいました。日本でもスチャダラパーサマーランドのCMをやったりしてちょっと話題になりましたがぶっ飛んでて桁が違うなって感じですね。よっぽど向こうの若い層(アイドルを支持するよりは少し上)でジコちゃん流行ってるんだろうなと思います。

방탄소년단 (BTS) - MAMA
これは防弾少年団名義でここに書いて良いのか分からないですが、アルバムの表記もこうなってるし良いですよね…?メンバーJ-Hopeくんのソロ曲です。上に載せた動画はティーザーとしてアルバムが出る前に公開されたものなので、フルは以下をどうぞ。 バンタンはあまり曲を外注しているイメージがないのですが、作曲にはなんとPrimaryが入っています。(Primaryについては私の去年の今年の10曲を参照下さい。)こういうホーンセクションが入ってるマーチングみたいな曲がめちゃくちゃ好きで、この曲を聴いてまずR.Kellyのこの曲を思い出しました。 あとマーチング関連でもう一個めちゃくちゃ好きなアレンジ。 このBlock Partyという映画もそうなんですが、マーチングに興味ある方はDrumlineという映画もめっちゃ面白いので是非観てみて下さい。(DrumlineAmazonプライムにあるのでプライム会員じゃなくても観るだけなら250円で見られるようです)

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バンタンはティーザーが難しくって、今回のWingsのカムバはもうアルバムが出てから音源聴けば良いやと思っていたのと、アルバムが出てからもタイトル曲、血汗涙の反響が凄過ぎて天邪鬼な私はしばらくアルバム自体聴いていませんでした…。血汗涙はもう良いから…と思ってアルバムを聴き始めたら、アルバム曲に本当に良い曲が多くてびっくりしました。毎アルバムそうなんですが、バンタンはアルバム曲に本当に良い曲があるなと感じます。잡아줘 (Hold Me Tight) とか고엽(Dead Leaves)とかConverse highとか좋아요(I Like It)とか。Wingsに収録されているStigmaとかLostもめっちゃ良かった。
タイトル曲のコンセプトには賛否両論あるようですが、サブタイトル曲(音楽番組でタイトル曲以外にやる曲という解釈です)として21세기 소녀(21st Century Girl)を持ってきてくれたのは昔からのファンの事も考慮してかなぁ…とか色々考えちゃいますね。でも米ビルボード200チャートで韓国アーティスト最高の26位獲ったりしてもこういう等身大の彼らを見せてくれるのは嬉しいです。ほぼ顔が見えない白菜のジミンくん最高。

마마무 (MAMAMOO) - 1cm의 자존심(Taller than You)
このMVが出た瞬間Twitterでもつぶやいたのですが、完全にStill Dreなんですよね。 元N.W.A.のメンバーでDeath Row Recordsをシュグナイトと共に設立、その後Aftermath Entertainmentを立ち上げたラッパー兼プロデューサーです。ってそんな説明してもピンと来ない方のが多いと思うのですが、beatsって赤い丸い中にbって書いてあるロゴのヘッドホン知りません?あのヘッドホンの会社Beats Electronicsを設立したのがこのDr.Dreです。2014年にアップルに会社を売却して世界で最も高収入のミュージシャンになったらしいです。MAMAMOOの紹介のはずなのにいつの間にかドレーの紹介になってしまった…。とまぁ90年代~2000年代のHiphopと言えば、というような人なんです。男子アイドルならまだしも、女子アイドルがこんな曲やるなんて、今までは4minuteぐらいしかいなかったと思うんですが、ママムがいとも簡単にこなしてしまったという印象を受けます。歌詞も私はあなたより1cm大きい、あなたより私の方が大きいってずっと言ってるような内容で、恋がどうとか愛がどうとか言っている定番曲とは程遠いような内容です。
作曲はMAMAMOOが所属しているRBWの代表かつヒットメイカーと言われている김도훈(キムドフン)でMr.애매모호 (Mr.Ambiguous)や음오아예 (Um Oh Ah Yeh)も彼の作曲です。20年ぶりに再結成したS.E.SのJust a feelingで世に知られるようになったそうですが、そういえばこのMV、V6のイノッチ出てるんですよね。 ちょっと話がそれてしまいましたが、韓国語のキムドフンのwikipediaにはヒット曲メイカーと呼ばれるとともに盗作曲メイカーとも呼ばれていると書いてあり、Mamamooのこの曲についてもStill Dreとビートが類似している部分があるとも書かれていますw個人的にはアイドルがこんな曲をやるなんて考えもつかないし、取り入れたとしてもアイドル側にもそれをこなせるだけの歌唱力やラップのスキル、表現力などの実力があるのがK-popの良いところだと思っているので、どんどんやっていって欲しいなと思います。

첸백시(EXO-CBX) - The One
EXOは色々な名義から1つ選ぶことにしたので、もう悩んで悩んで仕方なかったのですがこれにしました。EXOの7月にソウルであったコンサートThe EXO'rDIUMの途中で流れたVCRにチェンベクシ3人がHiphopオールドスクールっぽい格好をして公園でなんかやってる…みたいな動画がコンサート後Twitterに流れてきた*1んですよ。後ろで流れている音楽をよく聴くとそれが2stepで。まだSHINeeのPrismも出る前だったので、SMがついに2stepを!!!!とDJ DJ機器と興奮したのを覚えています。ただその時はVCR以外の情報は何もなく、未公開音源でこれから出るのかなーと思っていたので、チェンベクシのアルバムが出るという情報が入った時はついにあの曲が!!!とまた興奮しました。ただタイトル曲はこれではなく、신혁(シンヒョク)*2などが中心となって作られたHey mama。これもとっても良い曲ですよね。個人的には活動最後の人気歌謡に出たときの衣装がかわいくてとても好きです。 あとは他にEXOでいうと、レイくんのwhat U need?が本当に本当に好きです。(中国語だけど…)多分EXOというグループだとMVを作るレベルのものとしてこういう曲を出すのは難しいと思うので、作詞作曲どちらも本人が関わっているそうですし、よくやった!!!レイくん!!って感じです。グループとして活動するのに人がかけてしまうことに私はあまり同意出来ない人間なので、グループの活動よりも中国での一人の活動を優先するレイくんに色々事情はあるにせよあまり良い感情がなかったのですが、これが出たことでもっと個人の音楽活動も頑張って欲しい!とか思っちゃいました。(単純) あとはDancing kingですかね。無限挑戦というMBCのバラエティ番組の企画としてコメディアンのユ・ジェソクがEXOに参加するという、オカザイル(若い子は分かんないかな…)のような企画があり、実際タイのコンサートの際にステージで披露するという流れです。これ、タイだからこんなみんな盛り上がってくれて出来たんだろうなぁ…日本じゃ絶対無理だろうなぁとか思っちゃいます。やっぱりこの曲も普段のEXOではあまり出来ないような四つ打ち曲だと思うので、こういう企画でやってどんどん出来ることの幅が広いアピールをしていって欲しいです。 *1 韓国ではコンサート中に動画や写真を撮るという、現地でもダメとアナウンスされているような行為が横行しており、コンサート後は動画や写真がたくさん流れてきます。

*2 신혁(シンヒョク)といえばJoombas music。彼がレーベルの設立者であり、Joombas musicといえば所属アーティストとしてDeanがいます。まだPour upが出た当時はあまり情報もなく、彼が作った曲としてEXOのUnfairやVIXXのEternityと紹介されていたんですが、Eternityなんかは신혁, 2xxx!, Deanfluenza, siyeonking!と4人も名前が並んでいて、신혁の名前が一番最初にあるので彼がメインで作曲しているんじゃないかなーとか思ったりします。他にもとにかく有名な曲をたくさん作っているんですが、wikipediaにもアルバム単位でしかリストがなく、今度何かの機会にまとめたいなと思っています。


오마이걸 (OH MY GIRL) - WINDY DAY
おまごるはアルバムの方でも挙げましたが、今回はPink oceanには入っていない、リパッケージ後のタイトル曲を挙げました。この曲が出てMVを見た時、初めはリパケのタイトル曲なのになんか普通だな…カントリー…?と思ったのですが、事件は1分23秒に起きます…。めちゃくちゃ全身の血がブワッってなりました。BeatlesのStrawberry fields foreverとNorwegian woodを感じるのですが、それはシタールが使われているからなのと視覚的に森っぽいから… 曲としてめちゃくちゃそれっぽいなと思ったのはイスラエルのバンドなんですが彼ら。彼らもバンドサウンドにプラスでシタールを使ってます。 Windy dayが面白いのは、音はシタールでインドっぽいんですがメロディーは中東っぽいので、前に中近東音楽のDJをしていてこういう音に慣れている私でも凄く違和感があって面白かったです。(結構一緒くたに聞こえるかもですが、慣れるとインドと中近東のメロディーは全然違うので判別出来るようになります。)個人的にはDJをしている時もあまり流行らず広がらず悲しかったので、こういうサウンドが積極的に取り入れられることに対してとても嬉しく思いました。他のアイドルにもやって欲しい。今はメンバーのジニちゃんが拒食症で活動を休止していて7人ですが、2017年は全員揃ってカムバックしてくれることを待っています。

업텐션 (UP10TION) - 오늘이 딱이야 (Tonight)
最後はTop media所属の10人組Up10tionのこちら。彼らは2016年ミニアルバムを3枚出して、アルバム曲で良い曲はたくさんあるのですが、タイトル曲としてはこの曲がダントツで最高。
4月にK-POP DISCO曲特集という記事を書いたのですが、その中に入れたかったぐらい本当に良いディスコ曲。今まで良いアルバム曲はあるけどタイトル曲としてピンと来るものがない、というのが私の身近な人たちのおぷての共通認識だったのですが、それを覆すぐらい良い曲。グループとしてボーカルが上手い子や高音出る子もいるし(ラップはまぁ普通だけど)、顔も色んな系統がいてバラエティに富んでるし、ダンスもカル群舞*3がすごくて流行りそうなんですが今一歩…って感じなんですよね。2016年に出た3枚目のアルバムのタイトル曲하얗게 불태웠어 (White Night)もなんだか個人的にちょっとピンとこなくて…。最近よく日本に来てますし、なんだかちょっと先行きが不安視されますが2017年はまた良いタイトル曲でカムバックして欲しいです!

*3 カル群舞のカルとは칼、刃物とか刀の意味で体を曲げる角度、指先の動きまで完璧な刃物のように合わせるダンス。ちょっと前だとInfinite、最近だと防弾少年団とかSeventeenとかが該当するかと思います。

ということでそれぞれのコメントの文字数は今年のベストアルバム15枚より多くなってしまったかもしれませんが、長々とお付き合いいただきありがとうございました!
最後は今年の10曲(アイドル以外編)です。1月中にはアップしたい…。少々お待ち下さい。途中気になることや質問、補足などあればお気軽にTwitter,askなどでお問い合わせ下さい。