今年の10曲(アイドル編)2017

では今年のBest album 15枚に引き続き、2つ目の今年の10曲(アイドル編)に行きたいと思います。
まず大前提として、1グループ/アーティストから1曲というのを決めてます。あとアルバム15枚に含まれている曲は選ばないようにしています。
ちなみに2015年版2016年版です。アルバムと同じくリリースの日付順に並べています。

01.믹스 (MIXX) - 사랑은 갑자기 (Love Is a Sudden)

Chiko Entertainment所属、中国の浙江華策影視(ファチェクメディア)がプロデュースした5人組ガールズグループMIXX。元々は4人でしたが5人になりこの曲でカムバック。3人中国人、2人韓国人の構成です。
あまりメンバーの事を知らないので調べていたら私が全面的に信用しているアジア圏のアイドルについて書いているMuMuMagさんのこの記事が完璧にカバーしていたので詳しくはこれを見て下さい。
2016年に出たOh Ma Mindもこの曲も、どちらも自分のミックスに入れるぐらい本当に好きで、程よくゆるい雰囲気をうまくR&Bで表現出来ている曲だなと思います。全く無名の事務所でもこのクオリティの曲を出して成立させられるK-Popに懐の深さを感じます。
(もう解散しちゃったグループですが)メンバーの平均身長がかなり高く、リアが175cm、ミアが174cm、一番小さいヒユでも160cmで、ダンスプラクティス動画なんかを見るとヒユがめちゃくちゃ小さく見えます。私は背がでかい女性は最高!思想なので、韓国のガールズグループは背が大きめの女性が多くて嬉しい限りです。

ちなみにこの曲発表以降、3月半ばに突然グループの解散が発表されました。主な理由として、中国側のパートナーが一方的にパートナーシップを終了し中国人メンバーを無断で中国に帰国させ、韓国側は努力したが中国側が全く応じてくれず仕方なく解散になった、とのことでした。その時のニュース記事がこちら。記事にも書いてあるように2016年頃からTHAAD(終末高高度防衛ミサイル) 問題による韓中間の政治的問題で、香港やマカオなどを除く中国大陸内での韓国アーティストの公演等はほぼ全くと言っていいほどになくなったり、中国の音源サイトでもK-popというジャンルが抹消されるなどの動きがありました。2017年10月には関係修復などのニュースもあり、以前ほど悪い状況ではないようですが、昔からどんな事務所でも中国人メンバーの脱退などは一悶着ある事が多いので、かなり難しい問題かとは思いますが今後はこのような事が減ると良いですね。

02.비투비 (BTOB) - MOVIE

Cube Entertainment所属の7人組ボーイズグループBTOB。アルバムFeel'eM収録のタイトル曲MOVIE。
音楽番組で初1位を獲ってから歌い上げる系の曲が多かったBTOBですが、ついに、こういう曲調の曲がやってきた!!!!年末にある授賞式でバラード賞を獲るほど歌は上手いのですが、それ以外にも作曲やラップの才能があるメンバーもいるグループで、色々な面を見せる事が出来るのにそれを活かせないのは勿体無いなと思っていたので、この曲が発表された時本当に嬉しかったです。もちろん以前から良い曲はたくさんあるのですが、ここ2年ぐらいでK-Popにハマった方はこの曲が出るまで授賞式のレッドカーペッドで面白写真を出すグループという認識だけだった方も多いのでは…。
作曲はラップ担当のイルンと、아이엘(IL)。ちなみにアイエルというのは、元C-ClownのRay(キム・ヒョニル)。ヒョニルの最後のイルを取ったのかな…。アルバム15枚の記事見た方は分かると思いますが、C-Clown、才能の宝庫なのでは…?となりますね。個人的にはこのコスプレをしている時のステージがとても好きです。

あとBTOBは日本活動もかなり活発にしていて、この曲の日本語版も出たんですが、これがK-Popアイドルの日本語曲にしては"例外的に"とても良いです。

イルンのラップ(0:39~)の違和感のなさ!!!ミニョクのラップ(2:01~)は韓国語版とフロウもかなり違うので最初聴いた時はびっくりしましたが、Mnetのインタビューで自分で書いたと答えていたそうで(ソースがなくてすみません)、才能!?!?!?!?となりました。
このアルバムの発売後に、メンバーが一人ずつソロ曲をリリースしていくPiece of BTOBというプロジェクトも発表になり、誰の曲も本当に良かったんですが、個人的にはプニエルのThat GirlとイルンのFancy Shoesが好きです。(しかし何故か2人のはちゃんとしたMVがない…。)


ソロプロジェクトで全員曲が出た後にBrother Act.というアルバムを出していて、アルバムが出た直後に1theKチャンネルの最高企画、Run to you(アイドル達が色々な所でゲリラライブをする企画)に参加し、動画が上がりました。(Run to youシリーズマジで本当に最高なので、youtubeで런투유と検索して是非見てみて下さい。ほとんど日本語字幕ついてます。私は特にWINNERのReally Really回とKISUMのYou & Me回が好きです。)ソウルの若者の街、新村の交差点でBrother Act.のタイトル曲그리워하다(Missing you)とMovieを披露しています。私でも行ったことのある、あーあそこか!となるような場所で、突然こんな事が起こったら…と想像して少しドキドキしたりしました。



03.갓세븐 (GOT7) - Q

(フルバージョンのステージがなかったので7人いるこちらを。フルバージョンのが全然良いので是非音源聴いてみて下さい。どうでも良いですがこの時のステージはタイ人メンバーBamBamがものもらいになりサングラスをかけて出演した回です。)
JYP Entertainment所属の7人組ボーイズグループGOT7。FLIGHT LOG3部作のうちの最後、FLIGHT LOG : ARRIVALに収録のQ。
今年は香港出身のジャクソンが中国でソロ活動を始め、今後は日本活動に参加しないと発表したことが話題になりました。
Qは作詞作曲がDef soul(リーダーJBの制作時の名義)、Mono Treeという作詞作曲家集団のGDLO。(Mono Treeに関してはこちらの方の記事が分かりやすいかと。)
GOT7は他のメンバーも作曲や作詞、振り付けに参加したり、良い感じで後天的な自作アイドルになってきたなという感じがします。Def soulはFLIGHT LOGの1作目、DEPARTUREから名前が載るようになり、2016年のベストアルバムでも挙げたHomerunなんかもDef soulが作曲に関与しています。
このQのステージは、どの回を見てもみんななんかニコニコ(ニヤニヤ?)してて見てるこっちも楽しいし、とにかく多幸感がすごい曲です。
公式の動画ではないですが、6月にタイで行われたツアーでのQの動画。

バンコクはムアントンタニの1万人収容出来るインパクトアリーナです。コンサートで使用される会場ではバンコク内で2番目に大きい会場で、タイ人メンバーがいるというのもありますが、とにかくタイでの大人気が伺えます。個人的に好きなのでタイには年1、2回行くのですが、バンコク中心部の鉄道駅に広告がでかでかと貼り出されていたり(韓国のファンがお金を出して掲示するようなものではなく飲料会社の公式のもの)、音楽チャートランキングトップ10で洋楽ばかりが並ぶ中6位に韓国語の彼らの楽曲がチャートインしていたりします。
もちろん理由は色々あるでしょうが、ジャクソンの日本活動不参加は他のメンバーに比べて中国での活動もあるのに日本語曲をプラスで覚えないといけない等言語的な面での負担もあるでしょうし、タイなら曲は韓国語のままでいいし、タイでこれだけ人気だったら日本語オリジナル曲を出したりここまで力を入れて活動しなくても良いのに…とも思いますが、程々にお金を出してくれる人がそれなりの数いるというのは大切なんでしょうね。(タイは貧富の差が大きく出してくれる人は出してくれるがトータルすればきっと日本のが多い。勿論私の感覚です。)
FLIGHT LOG : ARRIVALの次のアルバムとして7for7というアルバムを出したり、7つをくっつけると1つになるネックレスを作ったり、「7」をやけに強調する行動を取っているので、今後が本当に心配です。(ちなみにJYPにはDAY6というバンドベースのグループもおり、1人脱退しメンバーは今5人…。日本デビューが決まりタワレコがめちゃくちゃプッシュしてます。)
年末の年越し歌謡祭でのTeenagerのステージがめちゃくちゃカッコよかったので貼っておきます。


04.빅스 (VIXX) - 桃源境 (도원경)(Shangri-La)

Jellyfish Entertainment所属の6人組ボーイズグループVIXX。
2016年は今年の10曲にも書いたようにグループでたくさんミニアルバムを出しましたが、2017年はVIXX LR(メンバーのLeo、Ravi)やラビのソロ活動などもありVIXXとしてはこの曲が入った桃源境(アルバム名)1枚のリリースとなりました。
韓国のアイドルグループは特に毎回違った雰囲気のコンセプトを掲げてカムバックすることが多いですが、VIXXはここ何年か世界観の作り方が他のグループに比べて異常に凝っているなと感じます。平均身長183センチでみんな訳分かんないくらい足長いし、それぞれが雰囲気を持っているので、プロデュースする方も楽しいだろうなぁと思います。だからこそ日本活動での適当なバラードが許せない。(あくまで個人の感想です。)
2017年の大晦日にあったMBCというテレビ曲の年越し音楽番組でやった桃源境のステージが本当に本当に凄くて、とりあえず見て下さい。

赤いアイメイクの最高さ、そして扇子のバサッて音に思わず声が出てしまう…。9月に横浜アリーナで開催された、色々なグループが出演するKMFという公演でVIXXを初めて生で見て、しかも桃源境も見たはずなのに、こんな良い曲というかパフォーマンスに合った曲だったっけ…?みたいになりました。このパフォーマンスが好評で話題になり、動画サイトでの他のステージも含めて再生回数が一気に跳ね上がり、年が明けて1月6日の音楽番組で再度披露することに。韓国の音楽番組はそのステージや音楽番組が終わるとすぐにYoutubeに動画が上がることで有名(?)ですが、局によっては別で定点カメラや誰々フォーカスカムなんていう物を準備している所もあります。ということで1月6日の音楽中心(音楽番組の名前)での桃源境定点カムを貼っておきます。

桃源境の動画だらけですが、この1theKのLet’s Dance企画のやつも、今までの気合の入った彼らからは想像の出来ない騒ぎっぷりが楽しめますので是非どうぞ。日本語字幕付きです。

前述のVIXX LRのアルバムWhiper、RaviのソロアルバムR.EAL1ZEもまた違った方向性で良いので是非聴いてみて下さい。


05.아스트로 (ASTRO) - Baby

Fantagio所属の6人組ボーイズグループASTRO。FantagioはPicturesやMusicとレーベルが分かれていて、Fantagio Musicの方はもともとHellovenusというガールズグループを管理するためにPledisエンタと合作して作った会社で、Pledisが手を離したためFantagioの子会社になったそうです。元々はN.O.Aという名前の俳優事務所として始まり、その部分がFantagio Picturesになったそう。なので今も役者を何人も抱えています。
ASTROは2017年2枚のアルバムを出して、1枚目のタイトル曲がこちら。2枚目のタイトル曲Crazy Sexy Coolも本当に良くてどっちを選ぶかとっても迷いましたが、この爽やかさを上手くこなせている感じからこっちかなぁと。でもCrazy Sexy Cool(個人的にはめっちゃTLCを思い出す)もめちゃくちゃ良い、少し大人になったASTROって感じなので良かったら見て下さい。

個人的にはデビュー時からASTROはこう、今一歩、爽やかさはとっても良いんだけど曲がいまいちピンと来ない状態が続いていたので、ここでドンピシャのものが来て勝手にとても嬉しがりました。2017年はLAでやったKCONでのダンスステージがとても良かったのが特に印象に残っています。(公式の物がなかったのでファンカムです)

この2番目に踊ったラキがバレエやジャズダンスをやっていたので、あまり他の子たちがやらないような振り付けをダンスに取り入れていてとても目を引きます。ターンが本当に綺麗だなといつもダンスを見ていて思います。2016年にMnetでダンスに秀でたアイドルの子たちが出るHit the stageという番組があり、そこでのステージもとっても良かったです。

海外のファン向けにやっているArirang TVのAfter school clubという番組で披露したムンビンとラキのダンスもとても好きです。

Fantagioはつい先日、代表のナ・ビョンジュンが最大株主である中国系企業に一方的に解任されたとニュースになりました。Weki Mekiという一番後輩(デビューして日の浅い)のガールズグループはカムバック予定が無期限延期になったりと、既に活動に影響が出てきていてかなり心配な状況です。

06.Knock - 열어줘(Open Up)

これは実に説明が難しい…。プデュという社会現象…。青春…。MnetというCJグループの持つチャンネルの、Produce101というサバイバル番組で、最初101人の練習生から最終的に11人に絞られ、グループとしてデビューし期間限定で活動をするという企画を、2016年に女子が、2017年に男子が対象となり実施されました。
女子はI.O.Iというグループとして11ヶ月活動し解散、男子はWanna Oneとして現在活動中です。
番組の序盤はみんなの知っている定番曲のダンスを考えたりアレンジしたりしながらこなしつつ段々と人数が減っていくんですが、35人になった時点でわざわざオリジナル曲が5曲与えられ、グループに分かれてみんなでステージを作っていきます。その中の1曲がこちら열어줘(ヨロジョ)。作曲はVIXXのFantasy、The Closer、桃源境、HotshotのJellyなどを作り、BTSのFireやEXOレイのwhat U need?、SHEEPの作曲に携わったDevine Channel。一番組の何分かのステージにわざわざ最前線のトラックメイカーが曲提供してくれるって凄いですよね。2017年のアルバム15枚のLOONAの所でも書きましたが、ちょうどJinsoulのSinging in the rainが出るタイミングと重なって、早くDJでつなぎたい!と思った良いFuture bass2曲が同時期に出ました。
メンバー(?)を最終順位の順番に書くと、MMOエンタ所属のカン・ダニエル(1位)、Pledisエンタ所属かつNU'ESTのカン・ドンホ(13位)、BrandNew Music所属のイム・ヨンミン(15位)、CUBEエンタ所属のユ・ソノ(17位)、Crekerエンタ所属のチュ・ハンニョン(19位)、Choonエンタ所属のキム・ヨングク(21位)、Starroadエンタ所属の髙田健太(24位)です。順位を決めるのに韓国の電話番号を持った、国民プロデューサーと呼ばれるファンたちに投票券が与えられ、普段アイドルに興味のない幅広い世代まで投票に参加し半ば社会現象となりました。韓国の電話番号を入手するのはなかなか難しく、日本でこの番組を追っていた人たちは自虐して自分たちのことを非国民などと言っていました。
5曲中この曲が現場投票で一番票が入り一位になったので、Mnetの持つM Countdownという音楽番組でステージを披露しました。

カンドンホは既に2012年にNU'ESTとしてデビューし活動してきましたが、それ以外の子達はみんな練習生という。ユソノに至っては15歳で練習生期間半年…。まだ少しぎこちなさは感じますが、この番組をきっかけに知り合った子たちとここまでのステージを作れるというのは本当に凄いし、韓国のアイドルの層の厚さを感じます。
途中披露したステージも練習生の子たちが大半とは思えないクオリティの高さで、特に好きなものをいくつか貼っておきます。
Super JuniorのSorry Sorry

BTSの상남자(Boy In Luv)

2PMの10점 만점에 10점(10 out of 10)

オリジナル曲も全て曲としてとても良いので、是非。


プデュ1では「PICK ME」だった表題曲がシーズン2では「나야나 (PICK ME)」(ナヤナ、俺だ俺という意味)となり、その後も一部ではよく使われる流行語と化しました。シーズン1の時も最初聞いた時はダッッッサイ曲だなぁと思いましたが、相当中毒性の高いEDMで、番組を見進めながら各所で刷り込まれると、最後には無条件に好きになっているような曲です。

男子のナヤナがこちら。

この動画見て思い出したけど、メインMC?アドバイザー?みたいな立ち位置の人が、女子はチャン・グンソク、男子はBoAなんですよ。チャン・グンソクはちょっと説得力に欠けますが、日本の私の世代なんかは誰でも知ってるように、BoAの説得力は本当にすごい。的確な人選だったし、よくBoAもその役を受けたなと思いました。
プデュ2が放映当時、日本のものも含めてこんなにリアルタイムでテレビ番組の生放送を追ったのは小学生ぶりとかで、最終回の放映時にどこか場所を借りてみんなで見ようかと企画しそうになった程入り込みました。番組側での票操作疑惑など色々悪い噂もありましたが、(友人がよく言うのですが)追っていた当時は青春だった…。
この社会現象に乗り遅れるな!と他の放送局もMixnineやThe Unitなどのサバイバル番組を始めましたが、練習生やデビューしてすぐの今まさにグループとして活動しなきゃな子達、再起を試みる子達とごちゃごちゃでイマイチ視聴率も人気も上がらずな状態です。
そして2018年、この流れを汲んだ(Produce101シーズン1と2の番組プロデューサー監修の)AKB48の出演するサバイバル番組「Produce48」が始まるそうで、AKBファンもK-PopファンどちらにもWin-Winの逆でzero sum gameっていうかマイナス…?一体どうなってしまうのやら…。という感じです。

07.VAV - ABC (Middle of the Night)

A Team Entertainment所属の7人組ボーイズグループVAV(読みはブイエイブイ)。VAVはかなりメンバーの出入りがあり、7人→8人→7人→6人→7人とこんな感じの人数変遷です。
2017年2月、Monsta Xを作るためのサバイバル番組NO.MERCYに出ていたユノ(VAVではエイノという名前)がVAVに加入することで一瞬話題になりました。更にこのタイミングでRyan S. Jhun氏を統括プロデューサーに迎え入れ方向性の大刷新を行いました。今までの楽曲のうーん、悪くないんだけどピンとこない…状態だったものが、明らかにRyan S. Jhun氏を入れたことで音源が強い(?)グループとなりました。彼のWikipediaを見れば明らかですが、SHINeeのViewを作ったLDN Noiseの次に名前が連ねられていたり、Married to the music、Red velvetのDumb Dumb、NCT Dreamの마지막 첫사랑 (My First and Last)、EXOのTouch itなど近年のSMのヒット曲には大体作曲で参加しています。と、いうことでユノが加入して満を持して2月に発売されたシングル曲がこれ。

クラップの音とベースがMarried to the musicを彷彿とさせます。めっちゃ良い曲。次。5月に出たシングル。

レゲエです。これをこなすの、凄いな…。正直ダンスがこれでしっくり来ているのかどうかは分からないです。(一応ダンスバージョン)
そして7月に出た今回のABC。コード運びなんですかね?とにかく多幸感が凄い。AstroのBabyとかもそうですが、多幸感が凄いソングが本当に好きなので、もうこの曲は本当に最高。そして11月に出たシングルがこちら。

シングルしか出してないにしたってこんな毎回めちゃくちゃ良い曲出すグループいないですよ。Ryan Jhun様々…。
今後も良い曲を期待しつつ、そこが一番難しいんですが、もう少しグループとしての人気も出るとより良いなと思います。

08.소녀시대 (Girls’ Generation) - All night

SM Entertainment所属の9人組ガールズグループ少女時代。ってそんな説明をする必要もないと思いますが一応。今年のアルバム15枚のソヒョンの所でも書きましたが、今は5人です。
Holidayという曲が今回のアルバムのタイトル曲で、どちらの曲も80年代!バブリー!最高!って感じなのですが、All nightの一晩中遊ぶぜ!踊るぜ!からのサビのベースラインが突然マイナー調でディープハウスっぽくなる所がより好きです。
この曲にはDocumentary Ver.も存在し、メンバーそれぞれが本人にとって少女時代とは、初舞台がどうだったかみたいなインタビューに答えていて、解散前の最後のアルバムになるんじゃないかという方もいましたし、実際私もそう感じました。そしたらまぁ解散ではなく3人が契約満了って結果でしたが…。笑(笑い事ではない)
アルバムも全体を通してとっても良くて、もうそうなってしまったから言えるけど8人での最後のアルバムがこれで良かったのではと個人的には思います。
しんみりしてしまった!前述のHolidayの音楽番組のステージを見ましょう!

このもうデビューして10年の少女時代というグループの子達に大阪のおばちゃんが着てそうなうるささの衣装を着せてスニーカー。スタイリスト凄い。 スヨンがかろうじて似合ってるかな…いや…みたいな感じです。でもこんなあっぱれな曲出来るの、今SMには少女時代かSuper juniorぐらいなので役割を果たしてる感じがして私はとても好きです。しばらくはまたソロの活動が多いのかなと思いますが、5人でアルバム出すのかなぁ…。2017年末に統括プロデューサー、イ・スマンがベトナムで基調講演を行い、NCTベトナムチームを作るなんて言ってましたし(ソース)、今年もSMの動向が気になる所です。

09.EXID - Too Good To Me

(MVなどがないアルバム曲なので、カムバックショーケースで歌ったこちらの動画を)
Banana Culture Entertainment所属の5人組ガールズグループEXID(VAVと同じく読みはイーエックスアイディーですよ)。今はリーダーのソルジがバセドウ病で一時的に活動休止中です。この曲が入っているアルバムFull Moonの録音には参加しましたが、音楽番組出演など活動には参加せず、2018年年初に手術を控えています。すぐ治るような病気ではないですが、今年は活動に復帰出来ると良いなぁ…。
曲は聞いて分かるように2step。(2stepに関しては2016年のベストアルバムSHINee、1of1の所で言及してます。)しかも作詞作曲をラッパーのLE(エリー)がやっています。自分のラップの詞はもちろん、他の曲の作曲にもたくさん携わっています。彼女はプロデューサーでもあり、EXIDでデビューする前はアンダーグラウンドシーンでラッパーとして活動していた経歴もある、アイドルとしては珍しいタイプで、インタビューで自分が芸能人という感覚がないという話もしていました。
アルバムで結構色んなジャンルに挑戦していたり、2016年の1stフルアルバムSTREETからソロ曲も増えてきていて、今回のFull Moonに入っているジョンファのソロ曲ALICEもシンサドンホレンイ作曲のとっても良い4つ打ちです。
Full moonのアルバムリリース直後、EXIDも前述のRun to you企画でタイトル曲のDDDをやっています。

LEちゃんラップうめえ…ハニは何でこんな訳分かんない髪色似合うんだろ…ソウルの街中で突然こんなパフォーマンス始まったら確実に気が狂うでしょ…。という感想です。同じタイミングで彼女たちのブレイクのきっかけとなった위아래(UP&DOWN)も披露しています。

ちなみにブレイクのきっかけと言いましたが、EXIDは2012年にデビューしてからメンバーを入れ替えたりしばらく売れない日々を過ごし、2014年のこの曲のリリースでも本来の活動期間よりも短く活動を終了しました。その後Youtubeにファンが上げたハニのファンカムがきっかけに話題になり、音源の発売から3ヶ月後にチャートで1位を獲得、音楽番組での活動を再開するまでになりました。そのファンカムがこちら。

健康的にセクシーなのって韓国だと結構一般的だけど日本だとあまりない枠なので、日本の女性アイドルとかにハマれない方には良い選択肢だと思うんですけどどうなんでしょう…?

10.더보이즈 (THE BOYZ) - 소년 (Boy)

Creker Entertainment所属の12人組ボーイズグループThe Boyz。韓国語だとTheが"ド"発音になり、長音が短く発音される事が多いのでドボイズと呼ばれています。2017年12月6日デビューなのでまだデビューして1ヶ月足らずです。夏頃にイケメン粉食店というメンバー達が食堂をやる企画があり、Produce101に出ていたメンバーもいたこともあって(6曲目ヨロジョのチュハンニョンです)デビュー前からとても人気です。最近はアルバムリリース日(彼らの場合はデビュー日)にショーケースをやるのが普通なのですが、The boyzは慶煕(キョンヒ)大学の平和の殿堂というホール(キャパ約4500人)でショーケースをやりました。この規模はデビューショーケースでは異例で、Seventeenが4枚目のAl1を出したリリースショーケースでオリンピックホール(キャパ約4000人)を使ったので、もちろん事務所がどれぐらいの規模を設定するか戦略等もありますが、かなりの人気度と言って過言ではないかと思います。
私もイケメン粉食店からまんまとハマった人間で、これでデビュー曲とかがダサかったらどうしたら良いんだろうとデビューまで気が気じゃなかったのですが、まさかの4つ打ち!かっこいい!良かった…となりました。
全ての動画コンテンツが最高だなぁという時期なのでどれも良いんですが、明けましておめでとうということで花郎っぽい衣装で途中ちょっとふざけた感じでBoyを踊るこの動画が最高です。

あとはこの10曲の中だとAstroのやつもあるんですが、MnetのYoutubeの中での派生チャンネルM2にて2016年ぐらいから始まった企画のリレーダンス動画。これもめちゃくちゃ良いです。どのグループの曲も最後にNGカット集みたいなのがあって、それもとても良い。

彼らもRun to you企画をやっていて、女子高2つ、ショッピングモールで曲を披露しています。見て分かる通り、高校生の時に学校でこんな経験したら人生狂っちゃうでしょと…と思うと同時に世代のせいかV6の学校へ行こう!を思い出しました…。



興味を持った方は是非、保健所に営業許可を取りにまで行って食堂をやるという本気度の高い企画を是非見てみて下さい。全て公式で日本語字幕がついています。食堂での担当を割りあてられる事もあって、8話全て見終わった後には12人の顔と名前が一致しているはずです。

彼らの所属するCreker Entertainmentというあまり聞かない名前の事務所ですが、LOEN Entertainmentのレーベル的な立ち位置として存在する事務所で、LOENは韓国最大の音源配信サイトMelonを運営しつつ、Crekerと同列にIUのいるFave Entertainment、子会社にStarshipエンタ、Plan Aエンタなどを抱え、Bighit、Cube、FNC、MBK、Pledisなど挙げればキリがないほどの数の事務所のCDの流通を担っています。ということで資金は潤沢にあるはずなんですがもう既に日本デビューの予定が立てられていて、今のところ日本での活動って資金稼ぎでしかないので、矛盾が生じていて日本のファンは混乱しています。(主観的)

ということで2017年の1年を振り返った日記でした!
惜しくも10曲に入らなかったけど最後まで悩んだリスト、一応貼っておきます。

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